溶接用品サンテックよりおしらせ

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永久保存版! ダイヘン・ティグミニのトーチを延長する/変更する

いつも当店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

名機として名高いダイヘン・ティグミニ 200PII(TIG mini 200PⅡ/VRTPM-202)。

現場では大変な人気ですが、メーカー公式には延長仕様やトーチのバリエーションがありません……。そのため、当社オリジナルの取付アダプタが大変売れています! 時は2020年、ここで一丁、永久保存版として当社取り扱いのティグミニ関連をまとめてご紹介いたしましょう。

溶接機側取り付けアダプター編(延長等)

まずは基本のキから。

二線に延長したキャプタイヤケーブル・ホースを再び一本にしてティグミニに取り付けます。純正のゴムカバーはつかないので、付属のPCA-B200はうまいことカットしてアダプタ部分を絶縁してくださいませ。

トーチスイッチケーブルはこちらで変換してください。

こちらご要望をいただければ、お使いの延長線に応じて受け側をねじ込み式ジョイントにしたり、メタコンにしたりするのも可能です。別途見積りになりますが、細やかな仕様変更は当社の得意とするところなので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

8M分延長編

次に「延長する長さはトーチもう1本分だけ(8M)でいい。分岐させずにパワーケーブルを1本そのまま延長したい」という場合はこちら。

使い方ですが、まずお使いの純正トーチのパワーケーブルから、ゴムカバーとプラグを取り外します。次に、上記に付属するアダプタを使って、8Mのパワーケーブル同士をそのまま直結させます。こちらの延長分パワーケーブルはティグミニにそのままつながるアダプタ付なので、これだけで簡単に8Mの延長ができます。

上記用途にそのまま直結できる8M+8Mで16Mのトーチスイッチケーブルもあります。

鉄板にして黄金の組み合わせですね。

もっと延長編

もっと長く延長したい場合や、お手持ちの延長用ケーブル、ホースを使いたい場合は、パワーケーブルからキャプタイヤケーブルとガスホースに分岐させます。前述通り、純正トーチのパワーケーブルからゴムカバーとプラグを取り外し、次のアダプタを取り付けます。

トーチスイッチケーブルは防水プラグなどにつけかえていただき、いざ延長です。

延長後は冒頭の取付用アダプタで再び一線に戻し、いざ鎌倉という次第です。

フレキシブルトーチ編

次に延長ではなく「フレキシブルトーチを使いたい」という方はこちら。

ウェルドクラフトのWP-150/WP-200のティグミニ接続仕様です。勿論、ウェルドクラフトなので、ガスレンズ仕様やスタビー仕様など、ここから多彩な先端部品の世界が広がります。

延長して良し、フレキにして良し。鬼に金棒、ティグミニに多彩なトーチ、といったところでしょうか。

個別部品編

他にも個別部品揃っていますので、可能性は無限大と言えるでしょう。

以下は溶接機側のパネルコネクタです。

上記どちらも見た目は似ていますが、前者はガスも通るトーチ側、後者はアースケーブルの受け側です。ご留意くださいませ。

ということで、アース側は小さめのDINSE端子(4734-301)です。

このプラグをつければお手持ちのアースケーブルが使えますが、こちらでも組み立て済みの多彩なアースケーブルが選択できます。

さあ、この記事からティグミニの扉を開きましょう。

※ 冒頭に書いた通り、ティグミニは公式として純正トーチの使用以外は認めていないので、その点は何卒ご了承くださいませ