伸びよ如意棒! TIGトーチ延長の極意
いつも当店をご愛顧いただきありがとうございます。
さて、普通のアーク溶接でしたらホルダー / アースケーブルの延長は、ジョイントで繋ぐだけなので比較的簡単ですが、今をときめくTIG溶接は一筋縄ではいきません。三筋縄です。即ち(1)電流を通すケーブルと(2)ガスを通るホースと(3)トーチスイッチケーブルをそれぞれ延長せねばなりません。
標準的なTIGトーチに付属するパワーケーブルは電気とガスを通す一線式。こちらはだいたい4Mか8Mと種類が限られるので、先ずこれを延長用のアダプタで電気とガスに分岐させてから伸ばす必要があります。そして溶接機の種類に応じた口出し線を用意する必要があります。
さて、先日お買物上手な常連様からいただいたご注文内容です。
ウェルドクラフトの四点組立て式トーチ、それをアダプターで分岐させて、トーチスイッチともども延長用ケーブルでつなぎ、溶接機に対応した出口線に繋げる、と。
これは飽くまで一例です。前述した通り、溶接機への接続は種類によって異なります。例えば根強い人気を誇る溶接機、ダイヘンのTIG mini 200Pですと、電気とガスを溶接機側で再び一線に結ぶ必要があります。これですね。
yousetsuyouhin.ocnk.net うーむ、延長奥深し。伸びろ!の一声で伸縮自在、西遊記の斉天大聖こと孫悟空が用いる如意棒のようにはいきませんね。不明な点はお問い合わせ下さいませ。